― 口 上 ―
こんにちは、”あずまや”の間借り人、塚戸理鳥(つかとりどり)です。
私は’97年10月末、当時22巻まで出ていたミラージュを一気読み、
どっぷり泥酔してしまいました。なんと激しい物語なんだー!!
それまでも、ごちゃごちゃ書き物をしておりましたが、
小説のパロディはするまい、できまいと思っていました。
ですが、ミラージュは”ラブレター”を書きたい!という気持ちを
読み手におこさせてしまう怖い物語。
その頃書いていたものが一段落したせいもあって、ついに…!
それが’98年1月の「文月の琥珀」でした。
実に自分の好きな形に持ちこんでしまっています。
そのあとも、ちょこちょこ書いているうちに、原作様からの
「バイパス(我田引水…)」を作るという畏れ多いことを思いついてしまいました。
それが後で、”月名”と総称したお話群です。
自分と数人のミラ仲間に読んでもらうためだけのものでしたので
(ですから逃げが多いです…。先に謝っちゃおう)、
手書きのコピーだったそれを、とむさんが拾いあげて下さって、
こうしてネットの海の波打ち際へ…。
いやあ、ビクビクものです。
――ということで、塚戸の”ラブレター”畑にようこそ!
よろしければ「”月名”の前に」「”月名”」「”月名”その後」と
順番に読んでやって下さいませ。嬉しさのあまり、くまくまするでしょう。
(くまくま=この場合はごろんごろんと転がり回ることを指します。世の迷惑。)