水 無 月 の ビ リ リ 玉
◎ 説明しよう! これは球状のポケモンである(直径10cm)。
つかむと感電させられる。
目つき悪し。
<正しくはビリリダマ>
(では、どうぞ!)
なにやってんのよ、お前。
俺はね、相当お前に協力的だったつもり。
お前がだんまり決めこんで、ついに全てを清算しようって気になったんなら、それもよか
ろうってんで、ちゃんと周りにも余計なこと言うんじゃねぇって釘をさしといてやった。
お前が本気でそうしたいんなら、がんばんなさいとエールを送ってやったわけだね。
それがなんだろね、結局とーふの根性だよな。
いや、この前見に来た時は、ちったあ踏んばってるじゃんと思ったんだけど、しょせん厚
揚げどまりだったってこったな。
つまるところ、すがる目をしたガキ猫の形したバカ虎に負けるのよ、お前は。
そーゆー運命ってこった。
おっと。
えーと神父さん、かわいいおばあちゃんシスター、どっかの大学秘書ってねーちゃん、な
んかどっかの出版社のとっぽいにーちゃん、やたらパワフルないろんな色の髪のばっちゃん
三姉妹、加えて…あれがお前のねーちゃんか、美人だなー、色香があってな、お前と似てる
のが玉にキズ、の滝口冴子さんなー。
これ全員、俺の座ってた間に来たお客さんたち。郵便屋、宅配便除く。
ていねーーいに、皆さん、お引取りしていただいたぞ。
『大丈夫だからね。そのうち連絡いたします。ツラばっかタラシの厚揚げ程度の根性の皆様
の橘義明が、桃源郷から戻りましたら、え〜え、そりゃもう即! 戻ったら、ですが』とな。
言いたいことがあるかしら?
聞いてやってもいいぞ。
俺、解脱まであと一歩ってとこだからぁ〜。
今、と〜っても寛大な気分よv
「…………」
女言葉だけはやめてほしい(ハートマークも…)とさえ言えない直江であった。
('03・2・13)
あ、明日ならヴァレンタインディ
だったなっ!
あとがき?
千秋と直江のコンビについて。
ともに事にあたって、最後は「A」という手法
で決着した、とします。
C「おっしまいっと。しかしAでキメとはなぁ〜」
N「えっ? (お前がAで、と目で言ったろう!?)」
C「は? (いや、俺はBのつもりで…)」
〜沈黙〜
C&N(………ま、いっか…)
ほぼツーカー、なんだが、時々確信を持って――
読み違ってたりする(しかもそのことをすぐ忘れる)
人たちでありましょう、いや多分。